上達を阻む思い込み

こんにちは、La Coppia Musica（ラ・コッピア・ムジカ）の岸田です🎵

やっと涼しさを感じられるようになってました🌾寒暖差が激しい季節ですので、皆さん、体調に気をつけてお過ごしくださいね。

さて、今日は、「思い込み」について書きたいと思います。

「人間は思い込みの生き物」といいますが、良くも悪くも私たちは思い込みに従って行動しています。その多くはそれが「思い込み」だと気づかないままになっています。その無意識の思い込みが、上達を妨げていることも多いのです。

私の声楽教室には、「昔から歌が好きで、もっと専門的に勉強したい😊」という方と、「昔から歌が下手で、なんとか上手になりたい😣」という方がいらっしゃいます。

「昔から歌が好き」と思っている方の多くは「歌は楽しいもの」「歌は簡単」という思い込みがあり、「昔から歌が下手」と思っている方の多くは、「歌は難しい」「自分にはできない」という思い込みがあるものです。

「上達」という視点で見てみると、前者の方が、あきらかに早く上達します。後者の方は、もともと下手だから上達しないのではなく、「難しいからできるようにならない」と思い込んでいるから、なかなか上達しないのです😣

別の例を出しましょう。「自分は高い音が出ない😩」と思い込んでいる人は、なかなか出せるようになりません。高音を出す技術を知っていたとしても、思い込みが邪魔をして、なかなかできるようにならないのです。

もう一つ別の例を出しましょう。声楽では、力を抜くということがとても大事ですが、うまく脱力できない方が多くいらっしゃいます。うまく脱力できないのは、力の抜き方がわからない、ということもありますが、実際は脱力できていないのに、脱力できていると思い込んでいるという方も多くいらっしゃいます。

さて、ここまで見てきた「思い込み」は、すべて上達に悪い影響を与えています。そんな悪い思い込みは、早い段階で手放してしまいましょう。

手放すのはとても簡単です。それが「思い込み」ということに気づいてあげるだけ！うまく行っていないことに対して、「もしかしたら、これは思い込みかも」と自分に問いかけてみてください。すると「それが思い込みだとすると、本当はどうなんだろう？」と脳が正解を探し始めます😲

悪い思い込みを手放せたら、今度は、どうやったらできるようになるだろうという発想に変わります。そうなったら技術の上達は一気に加速します↗️

思い込みには、悪い思い込みだけでなく、良い思い込みもあります👆

良い思い込みとは、「自分はできる」「自分はこれが得意」「自分はこれが好き」といったポジティブな思い込みです。ポジティブな思い込みは、私たちが上達する際の味方になってくれます😃

声楽に限らず、何か上達したいときは、技術を習得する前に、「できない」という悪い思い込みを手放し、「できるかも」という良い思い込みに変えていきましょう。たくさん「思い込み」に気づくことが、あなたの上達を助けてくれるでしょう😊

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