「楽しむこと」を忘れちゃいけない

歌と健康

土曜日に、10月に行うボランティアコンサートの合わせをしました。普段は私一人でピアノの弾き語りをすることが多いのですが、今回は、アルトサックスとカホーンにも入ってもらい、3人で演奏することになりました。

私にとって、アルトサックスと一緒に演奏するのは初めてで、いろいろ不安はあったのですが、合わせてみると、これがすごく楽しくて!

歌声やピアノの音色だけでは表現しきれない、アルトサックス独特の音色が、とてもいい雰囲気を演出してくれるんです。これは、一人では味わえない感覚ですね。

その日は、初合わせだったので、誰がどの部分を演奏するとか、調性を合わせるための打ち合わせだったので、演奏自体は洗練されたものではなかったのですが、あれもいいね、これもいいね、と、どんどんアイディアが膨らんでいって、それがものすごく楽しかったのです。音楽を作り上げているという感覚がありました。

この感覚、ちょっと忘れかけていました。どうしても一人で演奏することが多いので、そこまで盛り上がらないというか、機能的になってしまうというか、無難な方へ進んでいたように思います。

こうやったらどうかな、とか、次はこれを試してみよう、とか、こうなっちゃったけど意外とよかったね、とか、遊んでるのと何も変わらない。むしろ、一生懸命、遊んでいる、という感じ。それが、たまらなく楽しいのです。

音楽ってそういうもんだよね、と忘れかけていた感覚が戻ってきた気がしました。

8月に声楽教室で無料モニターを募集したこともあり、この3週間ほど、声楽初体験の生徒さんがたくさんいらっしゃいました。腹式呼吸から初めて、発声方法など、理屈を話す時間がどうしても長くなってしまって、レッスンが技術的な方に偏っていたような気がします。

発声の技術は、音楽をより自由に表現するために身に付けるもの。技術を身に付けることがゴールではないのです。

私の声楽教室は、音楽をもっと楽しむための教室です。技術も表現も一緒に上達させていけるように、なにより楽しいレッスンにしていきましょうね。

音楽を楽しむ、という、とってもとっても大事なことを改めて思い出せてくれた土曜日の合わせ練習でした。