視点を導く人
こんにちは、La Coppia Musica(ラ・コッピア・ムジカ)の岸田です🎵
まだまだ暑いですが、虫の声が秋を感じさせるようになってきました。私は、昔から昆虫は苦手で、蝶やトンボも少し怖いと感じてしまうのですが、ある日、ベランダで育てていたイタリアンパセリに人差し指くらいはあろうかという大きな芋虫を発見しました🐛夫に話すと、すぐにアゲハ蝶の幼虫とわかりました。
昆虫好きの夫は興奮気味。蝶になるのが見れる🦋と大喜びで、仕方なく一緒に観察することにしました。幼虫は何度か脱皮してさらに大きくなり、二日後に、さなぎになりました。さなぎは、1週間ほど経ったのち、蝶になり飛んでいきました。
昆虫嫌いの私でしたが、気づいたら、観察が日課になっていて、幼虫の成長やさなぎの変化を楽しんでいました。幼虫はみんな芋虫とひとくくりにしていましたが、アゲハ蝶の幼虫は見分けられるようになりました。
さて、何が私を変えたのでしょう🤔
幼虫を見るのも気持ち悪いと感じていた私を変えたのは、夫の興奮する様子でした。これはすごいこと、これはおもしろいこと、これからどうなるんだろうとワクワクしている夫の様子を見て、私も見てみようという気持ちに変わっていったのだと思います。ひとたび違う感覚で見始めると、幼虫の日々の活動が興味深くなり、なんとなく愛着がわいてきました。
前置きが長くなってしまいましたが、今回の夫のように、「思考や感情、視点を導く人」の存在は大きいと感じたのです。もし、今回、夫があんなにわくわくしながら幼虫を観察していなかったら、私は昆虫嫌いなままだったでしょう。
目の前で、すごく楽しそうにワクワクしている人を見ると、それが何であれ気になるものです。そして、なんでそんなに楽しそうなんだろうと自分の視点を変えることにつながります。これまでの視点や感じ方を変えるには、きっかけが必要です。その役割を果たす人の存在は大きい、そう感じたのです😌
私は、声楽を教えていて、歌曲やオペラの面白さ、発声の奥深さ、身体という楽器のすごさ、を伝えたいと思っています。体の使い方を変えることで声の響きが変わったり、フレーズの感じ方を変えることで息が続くようになったり、新しい気づきや発見を生徒のみなさんと一緒に体験するのは、とても楽しいことです😊
でも、声楽は上達するのに時間がかかります。なかなか思い通りにできなくて、歯がゆい思いをしたり、苦しい思いをすることもあり、それゆえ、
「難しい😣>楽しい😃」
となってしまうこともしばしば。それを、そういうものだ、と伝えるのではなく、それでもやっぱり楽しいし、上達するのはワクワクする、という視点に導くのは、私の仕事なのではないかと感じたのです。難しいことを伝えたいのではない、楽しいということを伝えたい。そのことを改めて思い出したのでした。
ワクワクするってとても素敵なこと🌟声楽にはその要素がたっくさん詰まっていると思うのです。小さい幼虫が何度も脱皮を繰り返し、大きくなり、さなぎになり、その姿からはまったく想像もつかない、美しい蝶になる。これぐらいの神秘的な要素が、声楽にはあると思うのです。私はそれを伝える人でありたいし、そこに導く人でありたいなぁと感じたのでした。
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